もりよしのあどばーたいずめんとだいありー

主に、本の感想や旅行に関することを投稿します。

傲慢人間もりよし

もりよしは今猛烈に悩んでいる。

それは、将来のことについてである。

もりよしの中での今現在の将来の方向性は主に3つに分けられる。

1つは、大学院に進学することである。

2つ目は、公務員になることである。

そして、3つ目は、どこかの民間企業に就職することである。

自分は今年で大学三回生になり、そろそろこの3つの選択肢のうちから1つを選ぶ時期に差し当たっているのだが、まったくもってこのうちから1つを選ぶことができないのである。

自分はなんて傲慢な人間なのだろうか。

よく自分は、生きる上で「何かを得るより、何かを捨てる方がやるべきことが明確になる」という持論をポケットに忍ばせながら、生活を送っているのだが、この3つの選択肢を捨てる勇気を自分自身は持ち合わせていないのである。

なんて滑稽なことであろうか。

でも、夢を捨てたく無いのは誰だってそうなのでは無いだろうか?

(いや、僕が子供っぽくて傲慢すぎるのか?)

少し話はそれるが、なぜ1つに選ばなければならない状況が出てくるのだろうか。

例えば、選挙。

候補者の中から、自分の政治観に一番似ている候補者を選び、その人に投票する。

何でなのだろうか。

いや、もちろん人間はいつも無限の選択肢の中から、とある1つの行動をとりながら生活を送る。

それは、僕にだってわかるし、僕自身もそうである。

でも、選挙の中で自分の政治観とはまったく異なっている候補者しかいない場合においても投票をしなければいけないのだろうか。

候補者のマニフェストを冷静に捉えた上で、自分の政治観と整合性がつかなかったから、投票をしないという選択肢もありなのではないのだろうか。

いや僕は、なにも投票に行くなということを推進しているわけではない。

でも、自分とは全く異なった候補者誰かに投票するくらいなら、しない方がマシということもあるのではないだろうか。

もちろん選挙は行くべきであるし、私たち国民一人ひとりがまじめに考えた上で、投票を行うことが理想である。

最近東京都知事選があった。

私はおこがましい話東京都民ではないにもかかわらず、自分なら誰に投票するかといういわば選挙ごっこを一人でやっていた。

ネットやテレビで候補者全員のマニフェストを確認し、政見放送を視聴した上で、自分なりに考えて一人に絞った。

しかし、このとき思ったのである。

たしかに一人を選んだが、自信満々に胸を張って投票に望めるかと言われればそうではないということである。

むしろ、モヤモヤしながら投票する自分の姿が浮かんだのである。

つまり、なにが言いたいのかというとこの上なく妥協した上で強いていうならばこの人かなと選んだのである。

改めていうが、自分はとてつもなく傲慢である

そう考えると、選挙も将来設計も同じようなことである。

つまり、上の3つのうちから選ぶ行為そのものは妥協の選択なのである。

「そんなこというなら、起業でもすれば?」という方もいるかもしれないが、それはそれで自分にとっては無理なことである。

自身の優柔不断さ、行き過ぎた理想主義思想には毎度毎度困らされる。

でも、できることなら自分に向いていてなおかつやりがいを感じられる仕事に就きたいという希望は誰しもが持つ野望ではないのだろうか。

逆にブログを読んでくれている方々はどのように将来設計を行っているのだろうか。そして、どのように選択肢を絞っていくのだろうか。

それが最近の疑問である。

もし、何か意見や感想があり、僕自身に言ってもいいよという人がいれば、ぜひお願いしたい。

とにかく迷っており、焦っている。

色んな意見を参考にした上で、「やっぱこれだねーロッテのトッポ」となることが一番の救いである。


話が急展開だがここで、上に挙げてある3つの選択肢を定めた理由を語っていく。

まず1つ目、大学院に進学。

この選択肢が挙がった理由、それは極論を言えば猶予期間が欲しいからいわばモラトリアムである。

ここで二年間研究をしながら、将来を考えるための延長期間として活用したいのである。

(こんな世の中舐め腐った人間で申し訳ございません。)

もちろん、院で研究したいことや勉強したいことはある。

僕自身、以前のブログでも書かせていただいた通り、日本史に興味がありとくに近世史(江戸時代)が好きなので、この辺りの時代の文化史や民衆史、思想史などについて学んでいきたい。

そして、最近になって興味を持ち出してきたのが、演劇・演芸である。

まぁ、簡単に言えば落語や漫才、ミュージカル、歌舞伎、能、講談、狂言などの伝統芸能のことである。

この辺りの芸能史にも興味があり、院でこの辺りの研究をすることも非常に楽しそうである。

こういった興味や猶予期間が欲しいという舐め腐った根性から僕は大学院という選択肢を定めた。

(まあ、僕の能力で大学院に受かる可能性は宝くじを買うようなものなのですが。)

そして、2つ目が公務員である。

理由は、地元である三重県のために働ける人間になりたいという意志からである。

僕は今山梨で大学生活を送っているが、山梨で暮らしているからこそ、三重県の良さについて実感することができた。

なんというか三重県は暖かく、ノスタルジーを感じ、当たり前のことなのだが、アットホームな感じで迎えられるような感覚を覚えるのである。

三重県で公務員になりたいという理由は、20年近くお世話になった三重県という環境に恩返しをしたいという意思が芽生えたからなのかもしれない。

あと、今現在の三重県知事が非常に好きだからという理由もある。しっかりと責任感を持って、三重のために働いている姿はふつうにかっこいいし、僕にとって憧れの的である。

こういった理由から、僕は三重県庁で働きたいとも思うのである。

そして、最後が民間企業に就職することである。

僕自身、友達のすすめでインターンシップに申し込むことが増え、その中でとある大手企業の一次選考に受かったことが非常に嬉しく、なおかつその企業が僕の興味アンテナに沢山の刺激を与えてくれたこともあり、この企業は相性が良いのかもしれないという思いから、この企業にアタックするのもありかもしれないとも思い始めているのである。

これらが今現在の僕自身の選択肢である。

「まぁ、これら全てについて一生懸命やっていれば自然と未来が定まるでしょ」というメイプルシロップほど甘い考えを持った本当に世の中を斜に構えている自分もいれば、このままじゃ明らかにダメだと思う自分が葛藤しているのが僕自身の今現在の心情ということなのだろう。

この後もとにかく悩んで悩み潰れてを繰り返すだろうが、なるべく妥協しないような進路を確立していきたいと考えている。

こんな世の中を舐めまくっている僕の独り言を面白いと思って、このブログを最後まで読んでくれる方がいるのであれば、そんな幸せなことはない。

では、またいつか。

ありがとうございました。