もりよしのあどばーたいずめんとだいありー

主に、本の感想や旅行に関することを投稿します。

~「容疑者xの献身」を読んで~

皆さんはじめまして山梨県都留文科大学という大学に所属している森田佳希と申します。誠に勝手ながらこの度、ブログを始めさせていただくことになりました。なぜ、ブログを始めたかというと、精神科医であり作家の樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」という本を読ませていただいて衝撃を受けたからです。この本を読んで私は、アウトプットすなわち「話す」「書く」「行動する」を習慣にすることによって、記憶力が上がり、現実が変わり、自己成長し、毎日が楽しくなるということに気づかせていただきました。なぜアウトプットがこのような効果を発揮するかというと、アウトプットは「運動」だからです。アウトプットはいずれも、筋肉と運動神経を使います。筋肉や腱をうごかすことにより、その運動は小脳を経て、それによって多くの神経が働き、記憶に残りやすくなります。自転車がいつになっても乗れるのはこういった原理が成り立つからです。もしこのブログを読んで下さっている皆さんも興味があれば、是非お読みになって下さい。

このブログでは、私が趣味で行なっている読書や旅行を通じて面白かったと思う本や是非行ってほしい観光スポットなどについて紹介していきたいと思います。

本日は最近読んだ本について、紹介させていただきます。

2006年に直木賞を受賞した東野圭吾さんの超名作ミステリー「容疑者xの献身」を読ませていただきました。この作品は簡単に言うと、とある高校の数学教師である石神が、住んでいるマンションの隣人が起こした殺人事件をひたすら隠蔽する話です。なぜ、隣人が起こした事件を石神が隠すのか、それは石神が隣人である女性のことが好きだからです。しかし、ここで一つ疑問が浮かびます。なぜ好きだからといって、自分が捕まるリスクを抱えてまで、その人のおかした罪を隠そうとするのでしょうか。その理由は、思いもよらないものでした。
殺人事件を起こした張本人である女性靖子は、一人娘美里と暮らしており、男関係で非常に頭を悩ませていました。石神が自分に好意を寄せていることを徐々に気づいていくのですが、工藤という男に惹かれて石神に秘密でデートに行ってしまいます。石神に対する負い目を感じながらも工藤に会いにいく。この恋の行方、そして靖子、美里の未来は一体どうなっていくのでしょうか。
この本をより面白く読むためには、ガリレオシリーズ第1弾「探偵ガリレオ」第2弾「予知夢」を先に読んでから、この本を手にとってほしいです。なぜなら、ガリレオシリーズお馴染みの登場人物である草薙刑事と帝都大学准教授の湯川学の性格を知れるからです。草薙と湯川は、同じ大学でしかも同じ部活動に入っていました。草薙は社会学部で、湯川は物理学部に所属していました。このガリレオシリーズは、刑事である草薙が事件解決のヒントを得ようと湯川のもとを訪れることから始まります。第1弾では、湯川が巧みなセンス・発想で事件を物理的に解します。物理的にというところが第1弾のガリレオシリーズの面白みです。草薙は実験を通して論理的に事件を解決する湯川の賢明さに驚く。ここで私事を挟んでしまいますが、私は文系です。完全なる草薙側の人間です。無論、物理などなんの興味もありませんが、そんな私でさえこの作品は非常に面白かったです。だから、理系の方や物理に興味がある人にしてみれば、この作品はたまらなく面白いと思います。話が横道にそれましたが、草薙と湯川の関係を詳しく知るためにも「探偵ガリレオ」「予知夢」を読んでいただきたいです。(ちなみに、「予知夢」はオカルト的な事件が発生します。)

長文を読んでいただきありがとうございました。 「もっとこうしたほうがいい!」とか「こんなブログじゃダメだ!」とかなんでもよろしいので御意見をいただけると幸いです。 まだまだ実力不足ですが、これからもよろしくお願いします。