どうも、もりよしです。
今日は伊坂幸太郎さんの作品である「ラッシュライフ」を読んだ感想を語っていこうと思います。
この話は、五つの視点から物語が展開されていくのですが、最終的には一つにまとまるという構成がとられています。
五つの視点とは、5人の登場人物のストーリーを1人ずつ小分けにして話を進めていくということです。
わかりにくいので礼を用いて説明すると、アンパンマンから見た日常・ばいきんまんから見た日常・カビルンルンから見た日常・ホラーマンから見た日常・てんどんまんから見た日常みたいな感じですね。
こういった異なる価値観、意見を持った人たちの行動が別の人々にも影響するということを示しているのがこの作品です。
この作品から学んだことは、一見自分のために行っている何気ない行動が、誰かの幸せにつながることもあるということです。
まるで、Mr.Childrenの「彩り」のようです。(非常に勇気をもらえる曲なのでよければ皆さんも聴いてみてください。)
「僕のした単純作業がこの世界を回り回って、まだ出会ったことのない人の笑い顔を作っている」(彩りの一節)
「本当にこんな綺麗事みたいな話があるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
僕はあると思います。
例えば、自分自身の食欲を満たすためにガーナのチョコレートを買うことは、自分のための単純作業ですが、チョコを買ったことによって、ガーナでカカオを作っている人の幸せにつながるのではないでしょうか。
こういった事例は無数に存在していると思います。
だからといって、「人のために働きかけなくても、人の幸せにつながるんだったら、自分勝手に行動しよう」というわけでは無いと思います。
あくまでこれは幸せを創出する一つの方法だと思います。
あとこの話には、「今の世の中やっぱり金があれば幸せなのだろうか、いや違う」という作者の意見が込められているように思います。
僕は、感謝の心を持つことが幸せにつながるのではないかと思います。
そして、幸せな世界を作り上げるためにも、私たちは「ありがとう」という言葉を習慣づける必要があると思います。
「ありがとう」は不思議な言葉で人から言われると嬉しくなってきます。
人間にとって幸せとは、お金とか物質的な豊かさを表すのではなく、精神的な豊かさを表すものなのではないかと思います。
こんな偉そうなことをペラペラといってますが、今の僕は誰かを精神的に豊かにさせられるほどの人間には到底及んでいません。
だからこそ僕は常に感謝の心を持ちながら生活を送ることを心がけています。
なんか最後らへんは、宗教っぽい話になってしまいました。
それでは今回はこの辺で、
ありがとうございました。