もりよしのあどばーたいずめんとだいありー

主に、本の感想や旅行に関することを投稿します。

「ノルウェイの森」を読んで

どうも、お久しぶりです。もりよしです。


元号が令和になってから、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


僕は平成から令和に変わった5月1日は、実家に帰っており、特に何をするわけでもなく、村上春樹さんの「ノルウェイの森」を読んでいました。


だから、僕にとっては平成から令和に変わった5月1日は、特別な日でもなんでもなく、「そういえば、もう令和かぁ」とか言いながら、いつもと同じ感じで1日を過ごしていました。


そんな僕が「自分は今令和の時代を生きてるなぁ」と実感したのは名古屋駅である本屋を見た時でした。


本屋に、天皇に関する本がずらっっと並んでいて、「あぁっ、なんて令和なんだ!!」と感じました。  


そんなこんなで、ようやく僕も現在令和真っ盛りの人間として存在しているわけでございます。


まぁ、こんな落語家の小話みたいな話はさておいて、今日は、村上春樹さんの「ノルウェイの森」を読んだ感想についてお話させていただきたいと思います。


この本を読んだ率直な意見としては、「すごく考えさせられる本だなぁ」感じました。


なぜなら、村上春樹さんの本に出てくる主人公が僕の性格に割と似てて、共感する部分がたくさんあったんからなんです。


そのせいか、なんか本を読んでて「自分もこの場面はこういった行動をとるのかな」とかたまに思索に耽る瞬間があるんですよね。


その時間が、僕にとっては、未来の僕が体験するであろうことの先取り模擬体験、いわば人生の予習みたいな感じがして、すごく勉強になるんですよね。


だから僕にとって、村上春樹さんの本は、ただ本の内容を楽しむために読むというだけでなく、自分を客観的に見るために読むという側面があるように感じます。


てなわけで、僕は今結構村上春樹さんの本を読むことにはまっている次第であります。(ちなみに、少し前までは東野圭吾さんにハマってました。)


では、この本のあらすじについて話していきたいと思います。(まぁ、村上春樹さんの本はメッセージ性がありすぎてどうやって話の要約をすればいいのかが全く分からない所存でありますが、、、)


非常にざっくりいえば、とある男子大学生(ワタナベ)が主に恋愛などのさまざまな経験を通して、成長していく物語って感じでしょうか。


ただ、この説明だとありきたりな小説っていうイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。


でも、そうではないんですよ。(その違いを丁寧に説明しろと言われれば僕には答えられませんが....)


なんていうか、村上春樹さんって表現が独特なんですよね。(僕はこの村上春樹さんのなんとも言い難い独特な言い回しに惹かれました。)


例えば、主人公が大学の女友達にこんなことを言うんですよ。


「春の熊ぐらい好きだよ」


僕「春の熊っっ??何その例えっっ??」


僕は、この文を読んで素直に「なるほど」って解釈出来ませんでした。


おそらく、皆さんも「一体何を言ってるんだ?」と村上春樹さんに心の中でツッコミを入れたのではないでしょうか?


こういった要所要所で、答えのないイメージを自然に考えさせるような一文を入れてくるのが、村上春樹さんの趣だと僕は解釈してます。(まだ、村上春樹さんの作品を2作しか読んでいないのに、勝手に村上春樹さんの魅力を解釈したかのように語る僕)


とにかくこの作品は色んなこと(死、友情、恋愛、社会、家族など)について非常に考えさせられる本だと思います。


というわけで、皆さんも良ければ村上春樹さんの本を読んでみてください。(2作しか読んでないくせによくこんなことがいえるなぁ、僕)


それでは、今回はこの辺で終わりにさせていただきます。


ありがとうございました。